何故ロシア人は車の上で踊らないのか
久しぶりの更新でいきなりですが、いきものじゃないMVの話をします。
ロシアの人気音楽ジャンルであるhardbassにハマってロシアのMVを今のところ眺めているのですが、何故かロシア人ってアメリカ人と違って車の上で踊っているMVを出してないんですよ。いや、別に車の上で踊るMVってアメリカ人だけじゃなくて、韓国人もやってるしプエルトリコ人もやっています。でも何故かロシア人は車の上に座るだけで、踊っている姿が見つからない。
で、色々考えたのですが、そもそもコサックダンスとかバレエとかの文化圏て体(筋肉)の重心を上に引き上げるような動き、つまり上半身の動きをあまり大きくせず、脚を思いっきり動かすことが「ダンス」であるからではないかと仮定しました。脚を思いっきり動かすダンスは広いスペースがないと踊れません。
車の上で脚を思いっきり動かすと不安定だし、スペースも無いし、車がベコベコになるから結局「座る」ことだけに留まっているのではないかと思うのですが、実際どうなのでしょうか。
以下の動画は車の上に立ち音楽に合わせ少し体を揺らしている男性はいますが、基本的にダンスシーンは地面の上で、動きも片足立ちやジャンプなどが目立ちます。
アメリカでよく見られるストリートダンス(ストリートダンスにも色々種類はありますが)は脚をバレエみたいに思いっきり片足立ちになって振り上げたりジャンプしたりする動きはないんですよね。何故なら重心を下に下に下げるような動きなので、上半身・腰は思いっきり動かしていますが、横向きや逆立ち状態でない限り、脚は動かしてもランニングマン程度ではないでしょうか。そして車のような狭いところでもできる。
この曲↑が一番分かりやすいかと思います。2分30秒あたりからciaraが車の上でガシガシ踊り出しますが、脚は上半身や腰ほど動かしてません。
コサックダンスって側から見ている分には動いている範囲も少なく、とても軽やかに見えますが実はものすごい力で地面を蹴り上げて、着地の時にも地面に負担をかけているんですね。このような上半身を上に引きあげる動きは、着地面にあまり接触していないように見えて実は着地面へのダメージがかなりでかいということです。
ロシアでは「スラブスクワット」ができない奴は一部で西のスパイ呼ばわりさせれますが、いわゆる踵を地面につけた「スラブスクワット」も体の重心を上にあげる鍛錬ができていないとなかなか出来ないということです。コサックダンス同様腰の位置は下げているので一見重心が下がっているように見えますが、”筋肉”の重心は上に引き上げないとこの体勢は長時間できません。
ここまで色々書きたい放題書いててきましたが、車の上で踊っているロシア人を見つけたよ!!または●●人も車の上で踊っていたよ!!という方はコメントください。車の上で踊るって日本にはない文化なのでとてもとても興味深いんですよね。